イクメン日記CO
育児休暇の制度をご存知でしょうか。以前は4割だった育児休暇中の雇用保険助成額を最大7割に引き上げ、支援体制が強化されています。育児休業制度を導入する企業は増えており、女性の取得率は年々増加傾向にあるものの、男性の取得率はほぼ横ばい状態が続いています。男性の取得率が伸びない理由とされているのはおもに3つの不安です。
①育休取得に対する職場の反応の不安。
②育休中の経済的不安。
③育休後の待遇不安。
このうち②と③については国や企業の支援が期待できますが、①は個人の努力が必要とされます。職場の男性社員のほとんどが育休を取っていない状況の中で、「子どもが産まれたので育休を申請したいのですが・・・とは言いづらい」これが本音でしょうか。
◆大事なのは普段からのアピール
職場から一人いなくなれば、その分周囲への負担が増えます。休みの前には仕事の引き継ぎも必要です。職場や同僚に迷惑を掛けず、かつ周囲の理解を得たうえでスムーズに育休を取るには、早めに育休の意向を伝えることが大きなポイントでしょう。妊娠が分かったらまずは家庭で(特に妻)よく話し合い、育休制度を利用するなら早い段階で上司に相談してみたらどうでしょう。時間をかけて準備をすれば引き継ぎの負担も軽くなり、周囲もそれなりの心づもりでいてくれるように思います。
また育休体験者によれば、日ごろから職場に対して、「自分は仕事も家庭も両方大事にしています」というアピールをしておくことも大事だそうです。
育休取得には同僚や職場の理解と協力が欠かせません。早めに希望を伝えて育休の準備を整え、できるだけ気持ちよく送り出してもらえるような気配りは職場復帰後の居心地にも影響するはずです。今の日本で男性が育休を取るのは確かに難しいと言えますが、たとえ一ヶ月でも子供とずっと一緒に過ごす時間は貴重な体験だと思います。
おわり
次回は「「家事・育児をする夫の作り方」に学ぶ」です。